No.123 「つかみはOK」で終わるな(50秒)
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ブログ:経営者のための「営業思考のススメ」
著 者:プロモート経営事務所・代表
後藤 靖治/GOTO Yasuharu
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No.123 「つかみはOK」で終わるな(2023年11月16日掲載)
■疑問が関心を呼ぶ
運転中、「何これ?」と驚かされた
自動車ディーラーがありました。
店舗の大きな窓に
「祝・伊藤係長~」と
縦1.5m、横5mほどの張り紙が
掲げられていたのです。
幹線道路沿いにあり、
多くのドライバーが
目にするその張り紙。
私もつい「どういうこと?」と
気になってしまいました。
気になって後日、確認しに行くと、
「祝・伊藤係長!お誕生日月間!36歳の年男です!」
と書かれていました。
特別な商品やサービスの訴求ではなく、
単に誕生日を知らせているだけ。
それでも、見る人に疑問を抱かせ、
関心を引きつけるユニークな試みです。
■もう一工夫
同じ店舗には
「晩ご飯を楽しみに、1日頑張ります!」
という張り紙もありました。
仕事終わりの楽しみを感じさせ、
共感を呼ぶメッセージですが、
少し物足りなさも感じます。
せっかく「晩ご飯」で
つかみはOKなのですから、
もう一歩踏み込んで
「どんな晩ご飯だろう?」という
疑問に応える工夫が欲しいところです。
例えば、
「晩ご飯はこちらへ」と記載し、
SNSで写真を公開すれば、
共感や拡散が期待できます。
新規顧客を惹きつけるためには、
興味や疑問を引き出すだけでなく、
その先の答えやストーリーを
提示することが大切です。
職場にユニークな掲示物があっても、
「つかみはOK」で終わっていませんか。
一工夫がファンを生むかもしれません。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。 後藤
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