No.120 お手数ですがお読みください(40秒)
----------------------------------------------------ブログ:経営者のための「営業思考のススメ」
著 者:プロモート経営事務所・代表
後藤 靖治/GOTO Yasuharu
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No.120 お手数ですがお読みください (2023年10月26日掲載)
■総支配人行き
出張や旅行でホテルに泊まると、
「どんな部屋かな」とワクワクします。
窓からの景色、ドリンクやお菓子、
ネット環境、洗面用品などを
チェックするのも楽しみのひとつですよね。
そんな中、目に留まるのが
「総支配人行」と書かれた
アンケート用紙です。
宿泊者の声を直接経営に届け、
サービス向上につなげようとする
姿勢は素晴らしいもの。
回答にも自然と真剣さが増します。
ただ、気になるのがその一文。
「恐れ入りますが、アンケート用紙を
1階カウンターまでお持ちください」
このお願い、少しハードルが高く感じられませんか。
「不満があると思われるのでは…」と気が引けたり、
チェックアウト時の忙しさで提出を
あきらめてしまう人もいるかもしれません。
■面倒は回避せよ
最近はネットでアンケートを
受け付けるホテルもありますが、
名前や住所、パスワード設定など
入力が多く、やはり手間に感じるものです。
大切なお客様の声を集めたいなら、
もっとシンプルな方法が必要です。
たとえば、
「アンケートは机の上に置いてください」、
「ボックスにご投函ください」、
といった案内なら、
誰も面倒には感じないでしょう。
よく使われる「恐れ入りますが」、「お手数ですが」
という表現は、丁寧である一方で、
相手に負担を与えてしまうこともあります。
大切なのは、「面倒」と
感じさせない工夫です。
これこそが、本当の
思いやりではないでしょうか。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。(後藤)
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