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No.119 対象と対象外(120秒)

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ブログ:経営者のための「営業思考のススメ」
著 者:プロモート経営事務所・代表
    後藤 靖治/GOTO Yasuharu
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No.119 対象と対象外(2023年10月19日掲載)

■ 削減で失うもの

人が行うよりも、機械に任せたほうが
早く・正確にできる作業はたくさんあります。

そのため、ビジネスの現場では
「省人化」や「自動化」といった言葉が
頻繁に登場します。

機械は休憩も不要、文句も言わない、
まさに優れた経営資源です(笑)。

ただし、こうした省人化・自動化の考え方は、
あくまで「コスト削減」が目的であることを
忘れてはいけません。

人を雇えば、
給料・通勤費・福利厚生費・社会保障費など、
さまざまな費用が発生します。

中でも、人材育成にかかるコストは
非常に大きなものです。

機械化によってこれらのコストを
削減できることは確かですが、
「何かを得れば、何かを失う」
というのが世の常です。

省人化・自動化によって
失われるものは必ず存在します。

もしそれが
「実は会社にとって重要なもの」
だったとしたら……
大きな損失になるかもしれません。

だからこそ、
社内のどこを省人化・自動化するのか、
どこは“対象外”として守るべきかを、
見極める必要があります。


■ 機械化しない理由 
                                                                                                       機械を導入する最大の理由は「コスト削減」です。

一方で、導入しない理由のひとつが
「人の知恵で売上を増やすため」です。

確かに、機械は優秀な“従業員”のように、
指示通りに働いてくれます。

ですが、改善案を出したり、
提案をしてくれるわけではありません。

不具合が起きても、不良品が出ても、
何も言わないのが機械です(悲)。

先日、靴屋さんに行ったときのことです。

どの靴が良いか迷いながら見ていると、
店員さんが「その靴、履いてみますか」と
声をかけてくれました。

私はどれを選べば良いか決めかねていたので、
「○○のズボンに合う靴ってどれですか?」
と尋ねてみたんです。

すると店員さんは、靴選びのポイントを
いくつか教えてくれた上で、
小型端末で在庫状況をサッと
確認してくれました。                                                             

その結果、あっという間に
靴の試着から購入まで進みました。

ここで注目すべきは、
在庫確認のような作業には端末を使って
効率化している(=コスト削減)点。

そして、絶妙なタイミングで声をかけたり、
お客様に合ったアドバイスをする場面では、
店員さん自身がしっかりと対応していることです。

おそらく「店員のヒアリング力」や「提案力」を、
自社の強みとして捉えているのでしょう。

最近の技術革新は、驚くほどのスピードで進んでいます。

「コスト削減」を目的に機械化やIT化に飛びつくと、
気づかないうちに、自社の強みを
手放してしまう可能性があるのです。

あなたの会社では、
機械化の「対象」と「対象外」を
明確にできていますか。

“対象外”とされた部分こそが、
売上アップの源泉かもしれません。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。 後藤

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2025年03月26日 10:30

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