No.104 成功者は基本の鬼(2分10秒)
2023年6月8日(木)「まぐまぐ」にて
掲載したコラム(一部修正)です。
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後藤 靖治/GOTO Yasuharu
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No.104 成功者は基本の鬼
■ 第一の目的で語れ
「資格は取っても意味がない」「役に立たない」と
言う人を時々見かけます。
その理由としては、おそらく資格が
直接的に収益を増やすという
実感を持てないことや、
資格を持たずとも成功している人が
いることに起因しているのでしょう。
しかし、
「稼げるかどうか」という視点だけで
資格の価値を評価するのは、少々見当違いです。
資格の第一の目的は、
「基本知識の習得」にあるからです。
たとえば、部下が
「○○資格を取得しました」と報告してきたとき、
上司が「これで基本は押さえられたな」と
未来志向で評価するのが理想的な反応です。
資格は単に収益を上げるための道具ではなく、
基礎を固めるための重要なステップなのです。
第二の目的は、
「自分の立ち位置を知ること」です。
例えば、怪我人が倒れている
場面を想像してください。
その場に居合わせた看護師が
「私は看護師です」と名乗り、救護にあたります。
しかし、さらに医師が現れて
「私は医師です」と申し出たとき、
看護師はその瞬間、自らの役割を理解し、
自然とサポートに回るでしょう。
資格は、自分の役割や他者との関係性を
明確にするための基盤でもあるのです。
第三の目的でようやく
「収益を生む」段階に至ります。
ただし、資格を取ったばかりの人がすぐに
ベテラン並みの成果を出せるわけではありません。
成果を上げるには時間と経験が必要です。
資格を「意味がない」と断じる前に、
その第一と第二の目的に目を
向けるべきではないでしょうか。
■ 藤井七冠は基本の鬼
将棋界のトップに君臨する
藤井七冠をご存じかと思います。
彼は将棋の基本である「詰将棋」を極めた、
いわば基本の鬼です。
タイトル戦の合間のわずかな時間にも
詰将棋を解いていたという逸話が示す通り、
彼にとって基本を極めることは最優先事項なのです。
藤井七冠の将棋が「奇抜」「型破り」と
称されるのは周知の事実でしょう。
しかし、その奇抜さや独創性は、
彼が将棋の基本(軸)を徹底的に
磨き上げたからこそ発揮されるのです。
ここで「守破離」という概念を思い出してください。
- 守:基本を忠実に習得する段階
- 破:基本から離れ、応用やアレンジを試みる段階
- 離:基本を基に、自分独自のスタイルを築き上げる段階
この「離」の段階に達した者が、
初めて「型破り」と呼ばれるのです。
基本を極めることなくして
「型を破る」ことはできません。
これはビジネスの世界でも同じです。
基本が身についていなければ、
どれほど奇抜なアイデアを思いついても、
それを実現する力は得られません。
基本がなければ、失敗して改善しようとしても、
立ち返るべき基盤がないため、
改善が進まず、やがて負のスパイラルに
陥ることでしょう。
■ あなたにとっての「基本」は
あなたの会社や仕事において
必要な「資格」(基本)は何でしょうか。
すでにその基本を学び、
実践する準備は整っていますか。
藤井七冠のように、
本当に成功する人は
意外なほど「基本」を大
切にしているものです。
まずは自分自身の基本を
再確認してみましょう。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。(後藤)
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