No.103 トップアスリートに学ぶリカバリー法(2分15秒)
2023年6月29日(木)「まぐまぐ」にて
掲載したコラム(一部修正)です。
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経営者のための「営業思考のススメ」
プロモート経営事務所・代表
後藤 靖治/GOTO Yasuharu
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No.103 トップアスリートに学ぶリカバリー法
■驚異的な集中力
6月に開催されたテニスの
全仏オープン女子ダブルス3回戦で、
加藤未唯選手が突然失格となる
事件がありました。
試合中、加藤選手が
対戦相手のミスサーブを
相手コート後方にいた
ボールガールへ返球した際、
ボールがボールガールの頭部に
直撃してしまったのです。
加藤選手はすぐに謝罪しましたが、
審判はこれを危険行為と判断し、
失格を言い渡しました。
それだけでなく、
獲得していた賞金やポイントも
没収されるという
厳しい処分が科されました。
小柄ながらも世界を舞台に
活躍している加藤選手が、
日々どれほど厳しい練習を
積み重ねているかは、
素人でも想像に難くありません。
この出来事は加藤選手にとって
大きなショックだったことでしょう。
しかし、そのわずか数日後、
彼女は混合ダブルスに出場し、
見事優勝を果たしました。
精神力の強さ、そして驚くべき
集中力の高さが光る結果です。
プロの厳しい世界で活躍するためには、
失敗やトラブルからいかに早く立ち直り、
平常心を取り戻せるかが勝敗を分けるのです。
■書いて忘れる
混合ダブルスで優勝を果たした加藤選手は、
優勝インタビューで
「失格のショックを乗り越えられたのは、
多くの方々の支えのおかげです」と述べ、
英語で書いた感謝のメッセージを読み上げました。
実は、加藤選手は英語が得意ではなく、
事前にこの文章を準備していたのです。
つまり、優勝の前からその瞬間を
イメージしながら感謝の言葉を
書いていたことになります。
この「事前に書く」という行為が、
結果として優勝につながる
大きな要因になったのではないでしょうか。
女子ダブルスでの失格という
ショックを受けながらも、
優勝インタビューを想像し、
喜びの文章を書き上げることで、
少なくともその間は失格の
ショックを忘れられたはずです。
ある学者が、
「悩みを書き出すと、それは『問題』となる。
『問題』として客観的に捉えることで、
頭の中で悩むことから解放される」
と述べています。
文章に書くことで、
悩みや不安を外に出し、
心を軽くする効果があるのです。
■忘れる仕組み
世界で活躍するプロ選手ですら、
失敗やミスで大きなショックを受けるのですから、
日々苦労を重ねるビジネスパーソンに
とってはなおさらです。
だからこそ、ビジネスパーソンには、
失敗を引きずらず、ポジティブな気持ちを取り戻す
「忘れる仕組み」が必要ではないでしょうか。
皆さんは、失敗によるショックに
どう対応していますか。
悩み続けるよりも、
「忘れる仕組み」を活用して
ポジティブな一歩を踏み出せると良いですね。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。(後藤)
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