No.96 新たな景色（2分10秒）
2023年５月11日（木）「まぐまぐ」にて
掲載したコラム（一部修正）です。
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ブログ：経営者のための「営業思考のススメ」
著 者：プロモート経営事務所・代表
後藤 靖治/GOTO Yasuharu
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No.96 新しい景色
瞬間を楽しむために
今シーズンから、日本ハムファイターズの新球場
「エスコンフィールド」がオープンしました。
この球場は天然芝を採用し、
ご当地グルメや野球観戦ができるホテルなど、
見所満載のボールパークです。
そして、驚くことに、
球場内は完全キャッシュレス化。
現金が使えません。
球場のホームページによると、
これは会計時間を短縮し、
観客が大切な瞬間を見逃さず、
より楽しむための施策とのこと。
一般的にキャッシュレス化は、
企業側の効率化や人手不足対策が
目的だと思われがちです。
しかし、エスコンフィールドでは
「お客様が楽しい時間を過ごせるように」という
視点が強調されています。
これは、顧客満足を高めるための
新しいアプローチと言えます。
老朽化がチャンス
私の地元の牛久保駅は
昭和18年に建てられた
尖った屋根の駅舎が特徴でした。
かつては、駅内に売店があり、
入口には鯉や金魚が泳ぐ池もありました。
しかし、今は老朽化と利用者の減少に伴い、
簡素な無人駅に建て替えが進んでいます。
トイレの維持費用が高く、
コスト削減が理由のようです。
しかし、これも考え方次第です。
バス停のようにシンプルな
「電停」スタイルを取り入れたら
どうでしょうか。
無人駅のさらなる簡素化で、
鉄道ファンが注目する場所に
生まれ変わるかもしれません。
そうなれば、
トイレの設置が必要になる日も
来るかもしれません（笑）。
キャッシュレス、ペーパーレス、コードレスなど、
○○レス化は新たな価値を提供する進化です。
しかし、単なるコスト削減のための
○○レス化は、価値を失う「○○ロス」に
なることもあります。
何かを削ることは、
実は新しい価値が生まれる
兆しなのです。
皆さんは、これまでにどんな
削減や縮小をしてきましたか。
そこからどんな新しい
価値が生まれましたか。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。（後藤）
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