No.7８ 新年の目標の前にやるべきこと（2分50秒）
2023年1月５日（木）「まぐまぐ」にて掲載したコラム（一部修正）です。ブログの配信登録はこちらへ
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ブログ：経営者のための「営業思考のススメ」
著 者：プロモート経営事務所・代表
後藤 靖治/GOTO Yasuharu
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目次
■記録のお陰
■振り返る仕組み
■記録のお陰
12月末になると今年１年を振り返る
テレビ番組が多くなります。
先月の出来事であれば鮮明に覚えていますが、
2022年2月に冬季五輪が開催されたことを
すっかり忘れている方も少なくないでしょう。
しかし、大切なことは記憶ではなく記録です。
当たり前ですが手帳などに
過去の出来事を記録しておけば
正確に過去の出来事を振り返る事が
容易に出来るからです。
名古屋市では名古屋城の天守閣を
木造で再建するプロジェクトが進んでいます。
外観だけでなく内部まで忠実に再建される
木造天守の完成がとても楽しみですが、
なぜ400年前の築城当時の姿を
再建することが可能であるのか
お分かりでしょうか。
それは記録です。
江戸時代に作成された天守閣の
詳細な設計図、明治時代に撮影された
天守格の内部写真が数多く残されているからです。
設計図が描かれているのは
薄い紙切れに過ぎませんが、
そこに描かれている設計図には
計り知れない価値があることは
言うまでもありません。
■振り返る仕組み
説明するまでもありませんが
記録とは過去の出来事や結果を
まとめたものです。
そして、過去の記録は決して
変わることはありません。
営業活動であれば
営業の訪問先、訪問回数、
顧客の要望とその対応、契約率などが
過去の記録に該当するでしょう。
近年では複雑な経済環境がゆえに益々、
先行きの不透明感が高まっています。
しかし、いくら考えても
正確に未来を予測することは困難です。
だからこそ、加工に何が起きたのか
明確に知ることが出来る記録に
着目しては如何でしょうか。
記録を振り返れば、
「○○をした結果××になった」と
原因と結果の関係性が見えてきます。
良くも・悪くも同じ事をすれば
同じような結果が生じる可能性は
高いと思います。
つまり、記録の振り返りは
未来予測に他ならないのです。
＜記録を振り返る手順＞
１．上手く出来た事と出来なかった事を整理する
２．上手く出来た事の習慣化、出来なかった事の対策
３．新たな目標を設定する
ただし、一度くらい振り返ったところで
得られる知見は限られます。
毎週、毎月、3カ月、6カ月ごとに
何度も記録を振り返える事が大切です。
何度も振り返ることで
「あの時の行動が原因だったのか！」、
「このタイミングが良い結果に繋がったぞ！」など
見過ごしてしまう小さな気づきを
発見することが出来きます。
この小さな気づきを見つければ見つけるほど
ビジネスセンスも研ぎ澄まされていくのです。
皆さんの会社には記録を振り返る
仕組みがありますか。
新年の目標を決める前に
記録を振り返ってみては如何でしょうか。
最後まで読んでいただき、
有難うございました。（後藤）
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2024年04月10日 11:45
