プロモーション開発コンサルティング｜販売促進の仕組みを構築｜プロモート経営事務所

No.70　現場の知恵（2分55秒）

2022年11月10日（木）「まぐまぐ」にて掲載したコラム（一部修正）です。
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ブログ：経営者のための「営業思考のススメ」
著　者：プロモート経営事務所・代表
　　　　後藤　靖治/GOTO　Yasuharu
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目次
■無用な譲り合い
■仕組みは現場から生まれる

 
■無用な譲り合い
日本全国には河川に勝手に建設した
9,697の勝手橋があるそうです。

堺市にある勝手橋は1957年に建設された
幅は2.6ｍ、長さ30ｍの立派な木製の橋です。

1967年には大雨で橋が流されますがその後、
再び（勝手に）より強度な鋼橋が設置され、
通称ですが鶴田橋と勝手に呼ばれています。

鋼橋の建設費は少なくとも
１㎡当り約50万円なので
鶴田橋は約3,900万円にも上ります。

誰かが勝手に３,900円も負担
しているのだから驚きです。

鶴田橋は建設から50年以上が経過しているので
堺市の知るところになっています。

しかし、大阪府が管理する河川に造られていることを理由に
堺市は大阪府が維持管理すべきだと主張しています。

一方、大阪府は堺市が管理すべきであると、
双方譲らず未だ管理者は不在だそうです（涙）。

維持管理も勝手にやって欲しいものです。
 
■仕組みは現場から生まれる
社内で「誰が勝手にやったんだ」と
思ったことはあるでしょうか。

上司が許可した覚えがない
ローカルルールや道具などが
いつの間にか現場の仕組みに
なっているのです。

経営者からすればローカルルールは
公式ルールを無視しているので
違和感や怒りを感じるかも知れません。

しかし、冷静に考えると現場で作られた
ローカルルールや道具などは
意外と良い仕組みだったりします。

なぜなら殆どの場合、
経営者では決して気が付かないであろう
現場を熟知した社員ならではの
アイデアが反映された優れたシステムである
ことがあるからです。

注目すべきは現場の知恵や効果です。

効果ありと判断したら
それを公式の仕組みに
進化・発展させるのです。

ローカルルールや現場の発案を
社内全体に拡大・拡充し
会社の利益に繋げるのです。

現場の勝手な行動は見方を変えれば
現場社員の主体的な行動です。

現場の優れたアイデアを会社全体の
仕組みに進化・発展できるのは
経営者しかいません。
 
皆さん会社に勝手に作られた
モノやコトはありますか。

それらの効果・必要性を評価していますか。

現場社員は経営者の承認を待っています。

最後まで読んでいただき、
有難うございました。（後藤）

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