No.55 七回目の隙間時間（2分50秒）
2022年７月2８日（木）「まぐまぐ」にて掲載したコラム（一部修正）です。https://www.mag2.com/m/0001694783
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コラム：経営者のための「営業思考のススメ」
著 者：プロモート経営事務所・代表
後藤 靖治/GOTO Yasuharu
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目次
■隙間時間
■今回は何をするか
■顧客の立場を考える
■隙間時間
報道によると今年の夏にはコロナの
第七波のピークがやってくるようです。
しかも、過去の感染状況とは比較にならないほどの
感染爆発が予想されています。
感染拡大が初めて生じた2020年の第一波の際には
「飲食・宿泊業への休業要請」など不要不急の外出が強く制限され、
世に中が未曽有の災害に右往左往したのを思い出されます。
第七波では重症化率の低さらか政府は未だ（7月22日現在）
行動制限を要請していませんが、やはり人々の「不要不急」の
外出自粛による経済活動の停滞は避けられないでしょう。
第一波の際にはコロナが終息するまで我慢・耐えれば
何とかなるという考えが多かったよう感じられました。
しかし、今回は第七波です。
我慢・耐えるばかりではいずれ力尽きます。
これはある川柳作家の一句です。
「コロナ禍は やりたいことを やるチャンス」
コロナの影響で良くも悪くも
時間的余裕を持てた方は多いと思います。
この時間の使い方次第では
ビジネスが大きく発展するかも知れません。
■今回は何をするか
時間を有効活用する（できる）人は誰と言えば、
将棋の藤井聡太五冠もそのひとりではないでしょうか。
昨年コロナの影響で対局が1カ月以上も
開催されなかったことがあったのですが
藤井五冠はこの１カ月はチャンスと考えたそうです。
トップ棋士である藤井五冠は
言うまでもなく過密スケジュールです。
そのため、
まとまった時間が確保できることは
稀であり藤井五冠からすれば
ゆっくり将棋の研究をしたいと
日頃から感じていたのでしょう。
だからこそ「チャンス」と考えたのです。
ただし、ここで言いたいことは藤井五冠が自粛期間に
時間を有効活用したということではなく
時間があれば何をするべきか決めていたことです。
藤井五冠の場合はAIの将棋を研究することで
今までにない斬新な一手を考案することだったのです。
その後の藤井五冠の勢いは皆さんのご存じの通りです。
■顧客の立場を考える
何かしら顧客が満足したり、
喜んでくれたりするからこそ受注できます。
それがいったい何であるのか分からないから
苦労しているんだ、との声が聞こえてきそうですが、
そもそも、それを探し提供することがビジネスの本質です。
そのため、顧客の立場で問題・課題を把握する
ための活動・工夫が重要です。
もちろん、言うは易しで簡単に答えは見つかりません。
では、顧客が何を求めているのか、
答えを見つけるために思考する時間を確保している方は
どれくらいおられるでしょうか。
第七波の影響で営業活動の自粛を
余儀なくされるかも知れません。
じっと我慢・耐えるだけでは実にモッタイナイです。
コロナによる思わぬ隙間時間に限らず
普段から顧客の立場になって思考することは
営業には必須です。
何が正解なのか曖昧模糊な営業において
「顧客の立場で考える」は一見、
遠回りのように見えて実は近道だったりします。
また、限られた隙間時間だからこそ
集中力も倍増するのです。
みなさんは隙間時間で何をしますか。
意図的に隙間時間を確保していますか。
最後まで読んでいただき、有難うございました。（後藤）
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2023年10月25日 09:59
