No.50 睡眠をまじめに考える(1分50秒)
2022年6月23日(木)「まぐまぐ」にて掲載したコラム(一部修正)です。https://www.mag2.com/m/0001694783
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コラム:経営者のための「営業思考のススメ」
著 者:プロモート経営事務所・代表
後藤 靖治/GOTO Yasuharu
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目次
■やっぱり睡眠不足
■睡眠不足解消の効果
■仕組みで解決
■やっぱり睡眠不足
タレントのマツコ・デラックスさんが
テレビで「ヤクルト1000、あれ飲んでから
すごい眠りがよくなった」と話したところ
「ヤクルト1000」の売り切れが生じています。
さすがは「有名人の発言力は凄いな~」と
思いたいところですが、ここで着目したいのは
睡眠に問題を抱えている日本人の多さです。
フランスの企業ウィジングスが
14カ国の睡眠時間を調査したところ
睡眠時間の世界平均は7時間8分だそうです。
睡眠時間が最も長い国はベルギーの7時間24分、
最も短いのが日本の6時間22分です。
平均時間なので全ての日本人が
睡眠不足という訳ではありませんが、
多くの日本人が睡眠時間を確保することに
苦労していることが伺えます。
■睡眠不足解消の効果
以前、コラムNo11「結果を出す会社は
リフレッシュを公式化している」の中で、
「寝不足で体が疲れている状態では集中力、
判断力が低下するため、仕事の質に悪影響を
及ぼしかねません。」と述べてことがあります。
2021年のOECDの発表によると
日本の1人当たり労働生産性は
78,655ドル(約800万円)と
OECDに加盟する主要38カ国中28位であり
1970年以降最も低い順位です。
ちなみに、睡眠時間が最長のベルギーの
労働生産性は38カ国中1位の126,641ドル(約1,300万円)です。
寝不足と労働生産性の因果関係は
明らかにされている訳ではありませんが、
寝不足では仕事がはかどらないことは
誰もが経験したことがあると思います。
であるならば、社員の睡眠不足を解消すれば
売上・利益が高まるかもしれません。
*労働生産性=GDP(付加価値)/ 就業者数(または就業者数×労働時間)
■仕組みで解決
社員の睡眠不足を解決し労働生産性を
高めるには仕組みが効果的です。
仕組みの内容は会社の現状・特徴に
マッチさせることが前提になりますが
こんなのは如何でしょうか。
1.退社から出社まで15時間を確保する
2.昼休みに15分の昼寝時間・昼寝場所を提供する
3.オーダーメイドの寝具を購入する資金的支援
4.社員の採用面接で睡眠について質問する
5.睡眠課の設置(メディアで話題になるかも)
一見、馬鹿げているかも知れませんが
何でも初めてのことには批判・反発はつきものです。
むしろ、批判・反発があるからこそ
現状を打開する話題性・破壊力が
伴うため大きな成果が期待できるのです。
静岡県に「株式会社週休3日」という
ユニークな社名の会社があります。
もちろん週休3日の会社です。
これも睡眠不足を解消する
仕組みのひとつと言えます。
会社で仕組みを創り浸透させることができるのは
最も影響力のある経営者です。
社員の睡眠を考える経営者(会社)には人が集まります。
人が集まれば知識・知恵が増えます。
知識・知恵が増えればアイデアが創られ収益が増えます。
皆さんはどんな仕組みで社員の睡眠時間を確保していますか。
どんな仕組みで社員の睡眠の質を高めていますか。
最後まで読んでいただき、有難うございました。(後藤)
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2023年07月05日 10:32