No.45 笑える会議に秘密あり（3分30秒）
2022年5月19日（木）「まぐまぐ」にて掲載したコラム（一部修正）です。https://www.mag2.com/m/0001694783
------------------------------------------------------
コラム：経営者のための「営業思考のススメ」
著 者：プロモート経営事務所・代表
後藤 靖治/GOTO Yasuharu
♦売上アップに繋がる「営業思考」を鍛える！
♦木曜配信・登録無料・解除自由・さ～と読める
----------------------------------------------------
目次
■一歩踏み込む
■知識を増やす蘊蓄会議
■蘊蓄会議の進め方
■一歩踏み込む
ある会議での出来事です。
参加者のひとりが
「DXって何ですか？」と質問されました。
最近、何かと話題に上るDXですが正直、
何をすることがDXなのかよく
分からないとのことです。
しかし、回答した専門家の方は
「何がDXなのか明確には分からいんですよね～」
と苦笑い。
助っ人に入った他の専門家も「DXとは～～」と
長々と説明しますが結論が出ません。
結局、「DXはよく分からない」ということが
再認識されたのです（笑）。
今後も営業先などで
DXが話題になることは考えらえます。
そんな時は一歩踏み込んだ
受け応えがあなた（御社）の
評価を高めてくれます。
デジタル変革を意味するDXは、
Digital Transformation（デジタル・トランスフォーメーション）
の頭文字からなる略語なのはよく知られています。
そして、
英語圏ではTransformationをXの一文字で表すので
DTではなくDXと表記することを
知っている方も多くおられるでしょう。
しかし、もう一歩踏み込んでいただきたいのです。
なぜなら「なぜXと訳すのか？」と
鋭い質問を受けることが
容易に想像できるからです。
そこで、一歩踏み込んだ回答をすると
こんな感じになります。
Transformation（変革）は
Trans（交差）と Formation（変形）に
分解できます。
Trans（交差）はCross(クロス・交差)に
言い換えることができるため、
二本の線がクロス（交差）している
「X」と表記するのです。
ど～でしょうか。
スッキリしていただけたと思います（笑）。
DXに限らず、一歩踏み込んだ説明をすることで
顧客はあなた（御社）に高評価・好印象を抱き、
あなた（御社）なら大丈夫とばかりに
新たな商談・契約を依頼したくなるのです。
■知識を増やす蘊蓄会議
当然ですが一歩踏み込んだ説明には
豊富な情報・知識が欠かせません。
そのため読書やネット検索など
情報収集を主体的に行う社員はおられるでしょう。
しかし、このような社員の自主的な努力に依存すると
社員の間に知識の質と量にバラツキが生じるため
組織的な営業力の底上げに繋がりにくくなります。
やはり、情報収集を正式な仕事として
仕組み化するのが得策です。
そこでお勧めするのが、
週一回、又は月一回くらいのペースで
情報・知識を共有する「蘊蓄会議」の開催です。
トヨタ自動車が毎週必ず行う
「改善会議」と似ているかもしてません。
そんな暇はないと言われる方は、
既存の会議の一部を蘊蓄タイムにすることから
始めるのもいいでしょう。
■蘊蓄会議の進め方
社員が興味・関心あるネタを披露するだけ。
ジャンルは書籍・映画・アニメ・芸術・スポーツなど
仕事と直接関係ない分野でも構いません。
むしろ、自分にとって未知の情報・知識に
触れることが望ましいのです。
自分が知らない未知の知識を吸収し既知となれば、
既知と既知が組み合わさって
新しいヒラメキが起きることはよくあります。
また、ネタの披露が営業トークの
訓練にもなるでしょう。
ただ、留意点がひとつあります。
それは、目的は営業力の強化であり
蘊蓄会議はあくまでも目的を達成するための
手段ということです。
社内コミュニケーションの促進には
笑いの絶えない蘊蓄会議は最適ですが、
蘊蓄会議は手段であることを忘れずに進めましょう。
明日どんな蘊蓄を披露しますか。
最後まで読んで頂き、有難うございました。（後藤）
▼コラムの登録はこちらへ
営業思考を鍛える習慣を持っていますか？
https://www.mag2.com/m/0001694783
■木曜配信・登録無料・解除自由・さ～と読める
■売上アップに繋がる「営業思考」を手に入れましょう！
■登録情報は弊社に開示されません。ご安心下さい。
▼ご意見・ご感想をお待ちしています。
https://promote-kj.com
（問い合わせフォームをご利用ください）
2023年05月10日 11:34
