No.43 休み明けに会社が先ずやること(3分40秒)
2022年5月5日(木)「まぐまぐ」にて掲載したコラム(一部修正)です。https://www.mag2.com/m/0001694783
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コラム:経営者のための「営業思考のススメ」
著 者:プロモート経営事務所・代表
後藤 靖治/GOTO Yasuharu
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目次
■目的の置換が職場を悪化させる
■五月病の原因のひとつ
■言葉を変えれば行動が変わる
■目的の置換が職場を悪化させる
職場でつい「やる気ないな~」と、
つぶやいてしまうことはあるものです。
ところで「やる気」とは何なのか、
考えたことはあるでしょうか。
私が会社員のころの話です。
上司が同僚のAさんに指示をしたので
Aさんは「はい!」と返事をしました。
すると上司は「やる気が無いなら帰れ」と
Aさんを怒鳴ったのです。
Aさんが元気よく返事をしただけの事くらいは
一緒に働いている仲間であれば直ぐに分かることですが、
残念ながら上司はAさんがふて腐れていると誤解したのです。
ではなぜ、上司はAさんを誤解したのでしょうか。
何が問題だったのでしょうか?
問題は上司が自分の「気分」と
部下の「やる気」を混同したことです。
一見、部下の「やる気」を評価しているように見受けられますが、
実際は上司の気分を自ら現しているだけなのです。
上司が気分よく感じれば「やる気がある」、
不快に感じれば「やる気が無い」と表現しているのです。
つまり、上司が言う「やる気がない」は、
「俺の気分をよくしろ!」が正しい表現です。
部下(社員)は会社に利益をもたらすために働いています。
上司のご機嫌を取るために働いているのはありません。
■五月病の原因のひとつ
GWは日頃の疲れを癒し鋭気を養う長期休暇です。
GW後に社員が今まで以上に活発に
働いてくれることを期待したいところでしょう。
ところが、
GW中に仕事のネガティブな事ばかり
考えてしまうことで仕事への関心が薄れ
無気力になることがあります。
これが五月病です。
そのためGW明けの部下に
「やる気ないな~」と感じたら要注意です。
部下が五月病ではないか見極める必要があります。
中には「この忙しいのに面倒だな~」と
思う方もいるでしょう。
しかし、上司が部下の働きやすい
良好な職場環境作りを疎かにしたが故、
部下が5月病を患っていることは否めません。
もちろん、会社・上司に全責任が
あるとまでは申しません。
しかし、部下に最も影響を与えてきたことは
間違いないことです。
■言葉を変えれば行動が変わる
では、どうすればよいのか?
それは近年の学習塾を見るとヒントがあります。
かつての学習塾は1人の先生に数十人の生徒を
一度に教える集団スタイルが一般的でした。
しかし、これでは全ての生徒が学習内容を
理解できているかどうかは分かりません。
そこで、導入されたのが個別スタイルです。
先生1人に生徒1人~数人を指導する
個別スタイルなら集団スタイルよりも
生徒一人ひとりの理解力や性格にきめ細かく
配慮しながら指導ができるため
生徒の理解力は向上しやすくなります。
生徒も学力向上を実感することで
学習が楽しいことと感じられるのです。
5月病が疑われる社員も同様です。
社員教育を集団から個別スタイルに変えてみるのです。
部下に適した指導・支援によって
部下に仕事の楽しさを抱いてもらいましょう。
「仕事は楽しいこと」と部下が感じれば
自然と部下が会社の成長に貢献してくれます。
明日からは「やる気ないな~」を封印し
「個別スタイル」の支援・指導を
導入してみては如何でしょうか。
経営者・管理職のみなさん、
GW明けにやるべきことがひとつ決まりましたね。
最後まで読んで頂き、有難うございました。(後藤)
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2023年04月12日 13:08