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No.41 営業で負けは存在しない(3分10秒)

 2022年4月21日(木)「まぐまぐ」にて掲載したコラム(一部修正)です。
https://www.mag2.com/m/0001694783
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コラム:経営者のための「営業思考のススメ」
著 者:プロモート経営事務所・代表
    後藤 靖治/GOTO Yasuharu
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目次 
■お願いするから負ける
■あえて余裕を見せる
■ノーゲームで無駄を回避する



■お願いするから負ける

スポーツの試合前に
「全力で戦いましょう」、「いい試合しましょう」と
お互いのチームが挨拶する光景をよく見かけますが、
相手チームに「頼むから勝たせてください」と
お願いしているのを見かけることは皆無です。

仮に相手チームが故意に負けることを
承諾したとしても金銭などの
見返りを要求されるのが落ちです。

では、ビジネスではどうでしょう。

どうしても契約を獲得したいとき、
なかなか商品が売れないときなど、
つい「お願い」していませんか?


あるホームセンターでの出来事です。

店舗の入口で和菓子を販売する
仮設店舗がありました。

そこへ1人の男性客が仮説店舗の前を
通り過ぎようとしたときです。

和菓子の販売員が男性客に声を掛けました。

「美味しいから、買ってください」と。


ここで着目するのは「買ってください」と
販売員がお願いしていることです。

もし、男性が立ち止まり
「じゃ~買うから安くして!」「何かおまけ下さい!」と
要求したらどうでしょうか。

販売員はしぶしぶ「1割引きにします」と成りかねません。

販売員の心理としては、
売れなくて困っているため無意識に
「買ってください」とお願いしています。

しかも、顧客から見返りを求められると、
販売機会を逃したくないために
無理な割引きを承諾する羽目になるのです。

これでは売れたとしても
割引きによって利益が減ってしまいます。

スポーツなら「試合に勝って勝負に負けた」状況と同じで、
なんとも後味の悪さが残ってしまいます。


■あえて余裕を見せる

営業担当者が顧客に対して
「お願い」してばかりでは
決して勝てない(契約できない)ことは
ご理解して頂けたと思います。

では、どうすれば勝てるのでしょうか。

そ~です。

お願いすると負けが決定するのですから、
逆に顧客に「お願い」してもらえればいいのです。

つまり、
顧客に「買わせてください」「売ってください」
と言わせるのです。

“そ~簡単に言うなよ”

と言いたい気持ちは分かります。

簡単でないことは承知の上で申し上げています。

そのためには、
先ず営業担当者が「買わなきゃ損するよ」くらいの
心構えが必要です。

契約が成立しなくても笑顔で
「大丈夫ですよ。他社が買いたがっているので」くらい
言える余裕が欲しいのです。

余裕のある姿を顧客に見せた途端、
顧客が「買います」と言い出すこともよくある話です。

時々、ご成約済と書かれた紙が張り付けてある
高額商品を店舗等で見かけることがあります。

これも「当社は大勢の顧客がいますので
あなたが購入しなくても構いませんよ」と
無言のアピールに感じるのは私だけでしょうか。(笑)


■ノーゲームで無駄を回避する

なかなか首を縦に振らない顧客を
いくら説得しても商談成立は困難です。

長時間の説得の末、顧客から断られては
疲労困憊で営業どころではありません。

しかし、自ら商談を中断すれば
心理的ダメージアは最小限に留められます。

早めに商談を切り上げ次の商談に
時間と労力を注力した方がよほど生産的と言えます。

注意していただきたいのは、
営業先などで面倒臭そうな表情をしている
顧客に遭遇したときです。

「これは営業しても無理かな~」と感じたときは
「初めまして。ご挨拶に伺いました。」と伝へ
直ちに引き上げる決断がベストです。

試合で言えば「雨天ノーゲーム」の宣告です。

試合(商談)の前からノーゲームであれば
営業担当者と顧客の双方にとって
気まずい時間を費やさなくて済むので
双方にとって好都合です。

営業活動は「売り手」と「買い手」の
真剣勝負の場です。

お願いしたら負けが決定します。
勝ちだけでなく時には引き分けも得策です。

みなさんは、負けない営業をしていますか。

最後まで読んで頂き、有難うございました。(後藤)

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2023年02月22日 10:54

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