No.40 情報の見極め方が分かれ道（３分28秒）
2022年４月14日（木）「まぐまぐ」にて掲載したコラム（一部修正）です。https://www.mag2.com/m/0001694783
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コラム：経営者のための「営業思考のススメ」
著 者：プロモート経営事務所・代表
後藤 靖治/GOTO Yasuharu
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目次
■情報が勝利を呼ぶ
■情報の信用レベル
■情報の信頼度を高める
■情報が勝利を呼ぶ
情報が大切なことは
歴史が証明しています。
400年前の戦国時代、
小国の織田信長は今川家の大軍勢が
桶狭間で休息している事を掴むと、
わずかな手勢で奇襲し
敵将の今川義元を打ち取っています。
豊臣秀吉は明智光秀の謀反を察知すると、
一早く光秀を討ち天下人に駆け上がります。
徳川家康は豊臣家が寺に寄進した
鐘に刻まれた「国家安康」の文字は
「家」と「康」を分断した呪詛（じゅそ）
であることを口実に豊臣家を滅ぼし
天下統一を果たしています。
TV・ラジオ・新聞・ネットなど無い
戦国時代にも拘わらず正確に情報を
把握する驚異的な情報収集力には驚かされます。
もちろん、現代の成功者も同様です。
実業家のイーロン・マスク氏は90年代の学生時代に
「インターネット・宇宙・クリーンエネルギー」が
人類の進歩に貢献する分野であると考えていました。
そして、オンラインの金融サービスを行うX.com社、
ロケット開発会社のスペースX社、
電気自動車のテスラ社など、
わずか10年足らずの間に複数の事業で
大成功をおさめています。
この成功はマスク氏の決断力と実行力が
あってのことは言うまでもありませんが、
マスク氏の決断の背景には
非凡な情報収集力があることは
間違いないでしょう。
■情報の信用レベル
いくら情報を集めても信頼できる
情報でなければ意味がありません。
情報は情報源によって
1次データ・2次データ・3次データに
区分できます。
1次データは「自社」が収集した情報のことで
アンケートや購買履歴などから収集したものです。
2次データは「第三者」の情報のことで
官公庁・研究機関・他社が公表した情報が該当します。
3次データは「出所が不明」な「うわさ」などです。
そのため、会社で重要な意思決定をする時には
信頼できる1次・2次データが有益な情報と言えます。
ネットで検索すれば数秒で情報が入手できる
便利な時代ですが、情報を鵜呑みにせず、
先ずは情報源に着目することが大切です。
■情報の信頼度を高める
職場で「○○らしいです」・「××みたいです」と
報告された場合、あなたならどうしますか？
勘の鋭い方ならお気づきでしょう。
先ずは情報の信頼度を計るために
１次～3次データのどれに該当するのか判断します。
「○○らしいです」・「××みたいです」の類の報告は
情報源が曖昧な3次データに該当するため
情報の信頼度は低いと考えられます。
そして、肝心なのは次のステップです。
3次データの真意を確かめます。
つまり、情報の1次データ化です。
情報が信頼できないと思いきや
実は大きなチャンスに繋がることも
あり得るからです。
情報の1次データ化の方法としては、
①類似の情報を収集する
②真意を専門家に聞く
などがあります。
その際は偏った情報にならないように、
できる限り複数の情報を組み合わせることで
1次データ化を図ります。
また、1次データは自社独自の情報のため
他社に対する競争優位にもなりえます。
慣れない人にとっては、
情報の1次データ化は
難しいことかも知れません。
しかし、日常には1次データ化が
頻繁に行われいるのをご存じでしょうか。
例えば、
メディアがある飲食店の料理を紹介すると
翌日には飲食店に長蛇の列ができることがあります。
メディアが提供する飲食店情報は2次データであり、
実際に飲食店に足を運び美味いかどうか
確かめるのが１次データ化なのです（笑）。
みなさんは、どんな情報の1次データ化をしていますか？
最後まで読んできただき、有難うございました。（後藤）
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2023年02月15日 11:55
