No.24 運命は任命で決まる（2分30秒）
2021年12月23日（木）「まぐまぐ」にて掲載したコラム（一部修正）です。https://www.mag2.com/m/0001694783
------------------------------------------------------
コラム：経営者のための「営業思考のススメ」（2022年4月21日よりタイトル変更）
著 者：プロモート経営事務所・代表
後藤 靖治/GOTO Yasuharu
♦売上アップに繋がる「営業思考」を鍛える！
♦木曜配信・登録無料・解除自由・さ～と読める
------------------------------------------------------
目次
■任命の理由を伝える
■大きな勘違い
■未来がほぼ決まる
■任命の理由を伝える
同僚の昇進を聞いて共に喜ぶ方、
先を越されて悔しさを感じる方、
どうして○○さんが昇進するのかと
疑問を抱く方など社内では
複雑な人間模様が渦巻くものです。
しかし、重要なことは、
何のために昇進・昇格・異動を実施したかです。
先日、テレビで野球やバスケットボールの
新しい日本代表監督の発表された際、
任命した理由を述べていました。
任命の意図や理由を公にすることで
組織の課題や方針が理解できます。
ところが、会社組織となると
△△さんが昇進した理由、
××さんが異動した理由などが
公にされることは皆無です。
業務命令なのだから考えても仕方がない、
言われた通りに昇進・異動を行えばよいと
考えることもできます。
しかし、昇進・異動を任命された
当の本人でさえ良く分からないまま
昇進・異動することは少なくありません。
昇進・昇格などの任命には
理由（期待）を付け加えることで、
より効果的な任命になると考えます。
■大きな勘違い
昇進すると残念ながら同じ人とは思えないほど
言動が横柄になってしまう人が少なくありません。
昇進・昇格は社員の中から選ばれた
優秀な社員である側面があります。
しかし、
優秀なのはその会社内での仕事に必要な
スキルや知識に関することであり、
全てにおいて他者より優れている
ことでは決してありません。
しかし、昇進するとその肩書が
根拠なき自信となり、つい部下に対して
言動が雑になっても許されると
勘違いをしてしまうのです。
これは、私の経験に基づくため
一概には言えませんが、昇進を期に言動が悪い方へ
変わってしまう人は、そもそも仕事で成果を出す
スキルや知識が欠如しています。
そう申し上げると、ではなぜ昇進したのかと
疑問を抱かれると思いますが、
それは「要領が良い」からです。
仕事のスキルよりも上司に気に入られるスキルが
ずば抜けて長けていたのです。
日頃から上長に対する接し方は学んでいても、
同僚や後輩への協調性を欠いているため、
いざ昇進すると部下への適切な接し方が
分からないのです。
自身は上司の指示にＹＥＳで従ってきた経験からか
「なぜ、部下は自分の指示に従わないのか？」と
疑問・混乱し、横暴な言動を引き起こしてしまうのです。
■未来がほぼ決まる
小学生のころの一大イベントのひとつが
新学期の担任の発表です。
担任が誰に決まるかで一年間の学校生活が
予測できるのでクラス替えは児童にとって一大事です。
会社でも同じ様に、直属の上司が誰になるかで
職場環境が大よそ予測できます。
もし、意にそぐわない人物が上司になったときには、
部下が取る選択肢は大きく二つあります。
ひとつ目は、「上司に耐えて従う」ことです。
極端かもしれませんが、会社の人事は絶対です。
あの人は苦手なので上司を替えて下さいと
嘆願したところで変わりません。
腹を決めて上司に従い耐えるのです。
二つ目は、いつまでたっても
現状が好転しないのであれば「退職」です。
そんな簡単に退職を決断できないと
思われるかもしれませんが、
意外と優秀な人材ほど退職を決断します。
優秀な人材ですから他社が採用することは
容易に想像ができます。
社員は上司から自分の未来を予測できます。
であるならば、昇進・昇格を決める
任命権者及び任命受託者の双方も
未来を予測できるでしょう。
経営者の皆さんは任命による
部下・会社への影響を予測していますか。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。（後藤）
▼コラムの登録はこちらへ
営業思考を鍛える習慣を持っていますか？
https://www.mag2.com/m/0001694783
木曜配信・登録無料・解除自由・さ～と読める
売上アップに繋がる「営業思考」を手に入れましょう！
▼ご意見・ご感想をお待ちしています。
https://promote-kj.com
（問い合わせフォームをご利用ください）
2022年07月27日 11:28
