No.22 タイミングを制する(1分50秒)
2021年12月9日(木)「まぐまぐ」にて掲載したコラム(一部修正)です。https://www.mag2.com/m/0001694783
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コラム:経営者のための「営業思考のススメ」(2022年4月21日よりタイトル変更)
著 者:プロモート経営事務所・代表
後藤 靖治/GOTO Yasuharu
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【目次】
■歴史に残るタイミング問題
■縄跳びから学ぶタイミング
■歴史に残るタイミング問題
タイミングを語るには忘れてはならない
重大な出来事があります。
それは今から80年前の
1941年12月8日の真珠湾攻撃です。
詳細は歴史の専門家に委ねますが、
日本軍の攻撃目的はハワイの軍事基地を
破壊することによるアメリカの戦意消失です。
しかし、真珠湾攻撃のタイミングの悪さから
「奇襲攻撃」「だまし討ち」と反感を買い、
戦意消失どころかアメリカ国民を
一致団結させる結果を招いてしまったのです。
戦争にルールがあること自体に違和感を覚えますが、
国際的には今からあなたの国を攻撃します(戦争します)
と言う政府公式の「宣誓布告」をすることがルールのです。
そのため、日本のアメリカ駐日大使が
アメリカ政府に宣戦布告の文章を手渡した後、
真珠湾を攻撃する手はずでした。
しかし、どんな手違いがあったのか、
日本海軍の真珠湾攻撃を実施した55分遅れて
アメリカ政府へ宣誓布告が通達されたのです。
当然、ルール違反した日本に対してアメリカは
「奇襲だ」「だまし討ちだ」と声を上げました。
1970年、真珠湾攻撃を題材にした日米合作映画
「トラ・トラ・トラ」のラストシーンで
東野英治郎さん演じる日本海軍司令の
南雲中将が宣誓布告前の攻撃を行った事実を知り、
「これで眠れぬ獅子を起こしてしまった」
のセリフが印象的です。
攻撃のタイミングの悪さから
「奇襲攻撃」「だまし討ち」と反感を買い、
戦意消失どころかアメリカ国民を一致団結させる結果を
招いてしまった重大な危機感が伝わります。
■縄跳びから学ぶタイミング
暗い戦争の話を記述したので、今度は平和的な話題です。
3人の小学生が縄跳びをしていた話です。
縄を持っている二人が縄を大きく回し、
その縄をジャンプする遊びです。
縄を飛ぶ女の子は縄の動きを目で追い、
自分が縄に引っ掛からないように縄に飛び込みます。
何度か失敗をしたものの見事、
縄を飛ぶことに成功していました。
始め上手く縄を飛べなかった原因としては、
縄に飛び込むタイミングとジャンプのタイミングが
遅かったようです。
そこで、
女の子は縄の位置やジャンプのタイミングを
何度も調整することで、
ついにグッド・タイミングを見つけ
縄を飛ぶことに成功したのです。
概ね縄跳びのグッド・タイミングの見つけ方は
以下の3つと考えられます。
1.縄の動きを観察する(現状把握)
2.最適なタイミングを見つけ出す(解決策)
3.決めたタイミングで飛び込む(実地検証)
小学生の女の子がグッド・タイミングの見つけ方を
意識していたどうかは定かではありませんが、
女の子は見事に
バッド・タイミングを
グッド・タイミングに
変えてみせたのです。
耳にタコができるほど、
ビジネスではPDCAの言葉を耳にします。
PDCAを繰り返すことで
良くも悪くもタイミングを
実感することで知識・知恵を体得できます。
皆さんにはどの様なタイミングの
知見・知恵を持ってますか。
最後まで読んでいただき、有難うございました。(後藤)
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2022年06月22日 11:11