No.19 1平方メートルで何ができるか
2021年11月18日(木)「まぐまぐ」にて掲載したコラム(一部修正)です。https://www.mag2.com/m/0001694783
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コラム:営業思考のススメ(2022年4月21日よりタイトル変更)
著 者:プロモート経営事務所・代表
後藤 靖治/GOTO Yasuharu
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No.19 1平方メートルで何ができるか(所要時間:約3分30秒)
目次
■信頼することから始まる商売
■5つの「やすさ」で商売繁盛
■信頼することから始まる商売
自販機の運営には自販機のレンタル費用、
電気代など費用が掛かるものの、
無人で販売するため負担の大きい人件費が
不要になることが特徴です。
しかし、日本には機器のレンタル代や電気代すら
不要の販売方法があるのをご存じでしょうか?
ヒントは農業です。
もうお分かりですね。
無人販売所です。
先日、日課のランニングに出かけた時に
野菜の無人販売所を見つけました。
おそらく農家の方が手作りで建てたのでしょう。
ビニールハウス前の一角に1.5メートル四方くらいの
小さなスペースに設置された建物は
木製の壁と屋根がある立派な販売場です。
正面には店の名前を書いた看板が設置されています。
ただ、気になる事がひとつあります。
それは、無人で大丈夫だろうか?です。
周りを見渡すと通行人は私以外誰もいません。
お金を所定の箱に入れずに商品だけを持ち帰ることは
簡単にできてしまう状況だからです。
ビジネスには信頼関係が重要であると言われますが、
信頼を形にしたのが無人販売なのかも知れません。
■5つの「やすさ」で商売繁盛
今回、出会った野菜の無人販売所では
11種類の野菜が販売されていました。
既に8種類は完売し、
残り3種類・各1品ずつ残すだけの
盛況ぶりです。
「そりゃ~取れたての新鮮な野菜ならば売れるでしょう」と
思われる方は多いのではないでしょうか。
しかし、本当に新鮮と言う理由だけで
無人販売が成立するでしょうか。
そこで、ランニング中の私が
無人販売に関心を持った体験から考えると
その人気の理由が見えてきます。
ずばり、それは5つの「やすさ」があるからです。
店舗の壁に書かれた「野菜販売」の大きな文字による「見つけやすさ」、
店名の看板や店主の歓迎メッセージなどの「立ち寄りやすさ」、
手書きのイラストとコメントで調理方法や食べ方を説明した「選びやすさ」、
新鮮野菜を一律100円で販売する「買いやすさ」、
商品情報を毎朝SNSで配信する「繋がりやすさ」の5つです。
特に近年、手軽に始められるSNSによって
会社と顧客が情報共有することが双方の理解・共感を深めるため、
口コミやリピート購入の源泉になっています。
よくよく考えると5つの「やすさ」が
顧客に5つの利便性を提供している
優れたビジネスと言えます。
無人販売所は1平方メートルほどの小さなスペースです。
しかし、この小さなスペースは
農家のビジネスライフを大きく変革しています。
みなさんは1平方メートルの空間を
どのように活用しますか?
最後まで読んでいただき有難うございました。
後藤
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2022年05月18日 11:26