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No.17 ネーミングによって切り開く

2021年11月4日(木)「まぐまぐ」にて掲載したコラムです。
https://www.mag2.com/m/0001694783
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コラム:営業思考のススメ(2022年4月21日よりタイトル変更)
 著者:プロモート経営事務所・代表
    後藤 靖治/GOTO Yasuharu
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No.17 ネーミングによって切り開く(所要時間6分)


【目次】
■社名を変えるには訳がある
■相手の立場に立つと共感を呼ぶ
■略語が認知のバロメーター
 

■社名を変えるには訳がある
先週、アメリカのIT大手、フェイスブックが
社名をMeta(メタ)に変更すると発表しました。

2020年の売上が約8兆円(純利益約2兆円)
も生み出すフェイスブックが突然、
なぜ社名を変える決断をしたのか
疑問に思った方は多いでしょう。

一般的に会社が社名を変更する理由としては
大きく二つ考えられます。

一つ目は「更なる成長を目指す」です。

市場シェアの拡大を目指し
複数の企業が合併した際に新たな社名にし、
また、海外へ進出するのに合わせて社名を横文字にするなど
更なる成長を目指す未来志向が感じられます。

二つ目は「イメージアップを図る」です。

売り上げ不振の打開策としての改名、
問題や不祥事が発生した場合などは心機一転、
イメージアップを狙って社名を刷新することがあります。

フェイスブックの発表によれば、
メタバースと呼ばれる仮想空間の開発を
強化すために社名を変更したそうです。

他にも何か理由があることは否定できませんが、
どうやら今回のフェイスブックは
「更なる成長を目指す」が理由のようです。

 
■相手の立場に立つと共感を呼ぶ
同じ商品やサービスにも拘らず、
ネーミングの変更によって売上が劇的に
伸びることがあります。

伊藤園の「お~いお茶」はネーミングの変更後に
売上が6倍に伸びたヒット商品です。

1985年の発売当初は
缶入りで「缶入り煎茶」の商品名でしたが
売上が伸び悩んでいました。

「煎茶(せんちゃ)」の読み方が分からない顧客が多く、
馴染みが薄いネーミングが理由でした。

そこで、
家族団らんのコミュニケーションの場で飲むお茶をイメージした
「お~いお茶」にネーミングを変更したところ、
1年で売上が6倍に伸びたのです。

確かに緑茶を家でくつろいで飲む習慣のある日本人にとって
「お~いお茶」の掛け声は、どこか懐かしさを感じられます。

顧客の立場に立ち、お茶を飲む場面を
イメージしてもらうことで共感を勝ち得たのです。

他にも顧客の立場でネーミングを変更した事例があります。

例えば「公共職業安定所」は
「ハローワーク」の愛称を活用しています。

かつては「職安」とも呼ばれましたが
「職安」には暗いイメージを抱きがちです。

そこで、「ハローワーク」に言い換えることで
明るいイメージを発信し利用者の増加を促しています。

また、「NHK教育テレビ」が「Eテレ」に変更しました。

EテレのEはEducation(教育)とEcology(エコ)を意味しています。

「Eテレ」は響きも良く、読みやすいため、
親しみやすさが伝わってきます。
 

■略語が認知のバロメーター
社名や商品名の認知度が高まると
誰が言い出したかは分からないが、
社名や商品名が短い言葉に
省略され始めることがあります。

恐らく、烈々なファンによって
自然発生的に共通言語として
略語(愛称)が創り出したのだろうと
予測はできます。

ファンが会話で使う頻度の高い言葉を
略語(愛称)にすることは容易に想像ができます。

例えば、大阪府にある遊園地の枚方パークは「ひらパー」、
ケンタッキー・フライド・チキンは「ケンタ」、
マツモトキヨシは「マツキヨ」、
プレイステーションは「プレステ」など
沢山あります。

どれも響きが良く、使い勝手も良いユニークな愛称です。

愛称は会話で何度も使わることから
顧客に社名や商品名が記憶されます。

そして、顧客が社名や商品名を
思い出しやすくなるため消費を促すのです。
 
皆さんの会社にはどんな
ネーミングの商品がありますか?

最後まで読んでいただき有難うございました。

後藤 

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2022年04月21日 20:01

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