No.11 結果を出す会社はリフレッシュを公式化している
2021年9月23日(木)まぐまぐ」にて掲載したコラムです。https://www.mag2.com/m/0001694783
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「瓢箪から駒」経営者のためのプロモーションのススメ
No.11 結果を出す会社はリフレッシュを公式化している
著者:プロモート経営事務所・代表
後藤 靖治/GOTO Yasuharu
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目次
■疲れはその日に解消する
■リフレッシュも仕事の内
■改革は大きく変えること
■疲れはその日に解消する
リフレッシュと聞くと、
お盆休み・ゴールデンウイーク・年末年始などの
長期休暇を思い浮かべる方が多いでしょう。
長期休暇は仕事で頑張る気力といった
エネルギーを充電できることからも
リフレッシュと言えます。
時々、休日に「寝だめ」する方の話を耳にします。
残業で短くなった睡眠時間(睡眠負債)を
休日に「寝だめ」をすることで
平日の睡眠負債を返済するというものです。
そもそも、仕事のために
休日があるのではありません。
休日は仕事とは関係なく
余暇を楽しむ時間です。
極論を言えば、
休日を楽しむために
必要な資金を稼ぐのが仕事です。
また、休日に
旅行・美術鑑賞・スポーツなど
非日常の体験をすることで脳を活性化させ
仕事で活かせる良質なアイデアを
思い浮かびやすくさせたりします。
だからこそ、
休日に「寝だめ」をしていては
実にもったいと感じます。
更に、寝不足で体が疲れている状態では
集中力・判断力が低下するため
仕事の質に悪影響を及ぼしかねません。
心身の疲れは休日に持ち込まず、
その日に解消するのがベストでしょう。
■リフレッシュも仕事の内
心身の疲れはその日に解消するのが
ベストと述べました。
もちろん、現実は言葉で言うほど
簡単でないことは承知しています。
しかし、
「疲れはその日に解消したい」
「成果を出すために集中力・判断力を高めたい」
と思う方に
実践していただきたい
ことが二つあります。
一つ目は「残業ゼロ」です。
「残業ゼロ」は難しいよ、
と言いたい気もちも分かります。
しかし、「残業ゼロ」で
売上・利益が増える組織を
創り上げるのが経営者の使命です。
実際に「残業ゼロ」を実現した
経営者は多くいらっしゃるのもまた現実です。
毎日、残業に追われている職場には
社員に時間的・精神的な余裕が
全く無い状態と言えます。
余裕が無ければ企画立案、改善など
新たな価値を生み出す活動が疎かになるため、
売上・利益の増加は見込めません。
折角、受注が増えたとしても
対応ができないでしょう。
いきなり明日から
「残業ゼロ」にして下さい
とは申しません。
残業を1割減らすことから
始めてはいかがでしょうか。
二つ目は
「仕事中にリフレッシュ」です。
人の集中力は、
せいぜい30分から60分が限界です。
休息をしなければ
脳や体が疲弊し
仕事の質が低下します。
特に重要な意思決定をする
経営者の判断には一歩間違えば
会社に大きな損害を招く
リスクが潜んでいます。
適切な判断を下すためにも
経営者は常に心身ともに
リフレッシュすることが求められます。
ちょっと疲れを感じたとき、
良いアイデアが浮かばず
行き詰まったときなど、
たとえ仕事中であろうとも
リフレッシュをして
脳をスッキリさせるのです。
一見、仕事をしないで
サボっているように感じられますが、
集中力を欠いた状態で仕事をするよりも、
短時間であっても
高い集中力で仕事をする方が
正しい判断が下せます。
ただ、よくよく考えてみると
既に仕事中に何げなくリフレッシュを
していることはよくあります。
例えば、
「タバコを吸う」、
「コーヒーを飲む」、
「駐車中の車内で昼寝」、
「スマホの操作」などが
それに該当します。
ただし、これらは
計画された活動ではない
非公式のリフレッシュです。
リフレッシュに
非公式も公式もあるのかと
思われるでしょうが、ここで、
計画された公式なリフレッシュを
ご紹介します。
それは、私がカナダで働いていた時の
カナダ人上司Rさんの話です。
Rさんは決まって14時になると
スイミングをするためにジムに出かけます。
Rさんは14時~15時に
スイミングをスケジュールしているので、
社員は14時~15時の間は
重要なミーティングやアポイントメントを
しないようにします。
このように、
スケジューリングすることで
会社が認めた公式なリフレッシュとなるため
会社運営に支障をきたすことはありません。
15時になると濡れた髪の毛で帰ってくる
上司Rさんの姿が今でも思い浮かびます。(笑)
■改革は大きく変えること
政府が働き方改革を推進
しているのはご承知の通りです。
しかし、残業の削減・有給休暇の取得などを
改革と呼ぶことに違和感を覚えるのは
私だけでしょうか。
今までとは大きく異なる考え方を
取り入れてこそ「改革」です。
私の上司Rさんの話はカナダだから
できる事ではありません。
コラムでは何度もお伝えしていますが、
経営者の仕事は会社の方針やルールを
決定することです。
岐阜県にあるM工業では
「残業ゼロ」を
見事に達成しています。
また、IT企業のG社では
社員の集中力を高める目的で
「昼寝」を導入している
先進的な会社です。
厚生労働省は
「健康づくりのための睡眠2014」の中で
30分以内の昼寝は作業能率の改善に
効果的であると指摘しています。
M工業の「残業ゼロ」、
G社の「昼寝」は
経営者が決断した
「公式のリフレッシュ」
と言えます。
ちなみに、
私は「昼寝20分」の文字が
印字された手帳を使っています。
残業は短期的に売上が増えます。
しかし、長期的には残業は
社員の心身を疲弊し
収益を低下させます。
「公式のリフレッシュ」を導入すると、
集中力が高い社員によって生産性が高まり、
更にムダな残業が減るため
収益の増加が期待できるのです。
経営者・社員が疲れていては
質の高い仕事は期待できません。
結果を出すために
「公式のリフレッシュ」を
取り入れてみてはいかがでしょうか。
経営者の意思は必ず会社に浸透するものです。
最後まで読んでいただき、有難うございました。(後藤)
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2021年12月19日 19:47