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No.7 見せる勇気がファンを創る


2021年8月26日(木)「まぐまぐ」にて掲載したコラムです。
https://www.mag2.com/m/0001694783
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「瓢箪から駒」経営者のためのプロモーションのススメ

No.7 見せる勇気がファンを創る

著者:後藤 靖治/GOTO Yasuharu
   プロモート経営事務所・代表 https://promote-kj.com
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長雨が終わったと思いきや
今度は猛暑がやってきましたね。

体調管理はばっちりでしょうか?
私は、夜寝るときには冷房ではなく
除湿モードを使っています。

さて、当たり前ですが
プロモーションの基本は
「見せる」ことです。

商品、説明書き、価格など
見せなければ顧客には
何も伝わりません。

ただし、誤解しやすいのが
商品などの露出度を高めれば
良いのだろうと考えてしまうことです。

顧客が商品・サービスを購入する時には
有意識・無意識に関わらず、
何かしらの感覚や直感が働きます。

つまり感情です。

また、顧客が良い感情を抱く対象は
必ずしも商品・サービス
だけではありません。

むしろ、商品・サービスを
取り巻く環境が
大きく影響することが多いです。


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これより本文です
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【目次】
■見せると信頼に繋がる
■あれもこれも見せる戦略だった
■口コミは最も信頼されやすい
■見せるモノは作ればい



■見せると信頼に繋がる

ビジネスでは情報開示(ディスクロージャー)の
重要性が問われることがしばしばあります。

情報開示とは会社法や金融商品取引法では

“商品取引において利害関係者が適正な判断を
下せるように情報開示すること”

を指します。

簡単に言い換えると、「有益情報を見せる」ことです。

そのため、利害関係者(顧客)から望まれる
情報開示を積極的に行うことは顧客から
信頼や支持が得られやすくなることを意味します。


電車が遅延した時を思い浮かべて下さい。


電車が遅れるアナウンスはあるが、

何が原因で遅れているのか?

遅れはどれくらいなのか?

全く必要な情報を知らせないアナウンスを
聴いた経験があると思います。

そして、痺れを切らした乗客が駅員に詰め寄るなんて
光景を目撃したことがある方は少なくないでしょう。

乗客が怒っているのは遅れたことではなく、
遅れた原因を知りたいだけなのです。

電車の遅延に拘らず、
人は普段とは異なる状況になると
不安・恐怖を感じ、
やがて怒りを引き起こします。

迅速で正確な情報開示は
顧客の怒り(クレーム)を抑制し、
安心・信頼を醸成してくれるのです。



 
■あれもこれも見せる戦略だった

情報開示では数値情報を開示(見せる)することが一般的です。

しかし、ビジネスの開示(見せる)は
数値情報に留まらず多岐にわたります。

ユニークな見せるモノの例として、
ラーメン屋さんの暖簾があります。

暖簾が出ていれば営業中の合図であり、
暖簾が出ていなければ準備中・閉店を知らせています。

勿論、全てのラーメン店が暖簾を活用した
見せる戦略を意識しているかどうかは
定かではありませんが、
結果として集客を促し、
見せる戦略を行っているのです。

顧客は暖簾を見て営業中であることを
認識するのですから、
ラーメン屋さんの暖簾は
見せる戦略の一種であると考えられます。
 
そう~考えると、もしかして、あれもこれも
見せる戦略ではと思うかもしれません。

例えば、店先での

そば打ち、
たこ焼き、
タイ焼き、
カウンター越しの握り寿司、
鮮魚店の魚を下ろす様子、
小学校の授業参観、
コンビニの店内が見える大きな窓ガラス

などは、見せる戦略に該当するでしょう。
 
特にそば打ちは丸見えのガラス越しに
そば打ちをしています。

日頃の練習の成果を見て下さいと披露する
「お披露目戦略」と言ったところでしょうか。(笑)
 
 
 
■口コミは最も信頼されやすい

注目されたい、共感されたい、影響力を持ちたい、
という気持ちは誰もが抱く想いです。

そんな人々の想いを簡単に叶えてくれるのがSNSです。

今日では、食べたモノ、観たモノ、買ったモノなど
SNSを使えば誰にでも情報発信ができる時代です。

そのため、顧客がSNSで情報を拡散することは、
企業の代わりに見せる戦略を担っていると言えます。

ただ、これは近年になって始まった全く新しい現象
では無いことは勘の鋭い方であればお気づきでしょう。

そうです、SNSによる情報の拡散とは
「口コミ」に他なりません。

IT技術によって従来の「口コミ」の拡散スピードが
圧倒的に速くなり、
拡散エリアも圧倒的に拡大した「口コミ」です。

しかも、今も昔も第三者の声や意見は
企業のそれよりも信用される傾向にあります。

SNSによる「口コミ」を促すためにも
企業の見せる戦略はやはり不可欠なのです。


 
■見せるモノは作ればいい

見せる戦略は理解できるけど、
当社には顧客に見せるモノなんて何も無いよ、
と考える経営者もきっとおられることでしょう。

しかし、諦めるのはまだ早いです。

必ずどこの会社にも見せるモノ・コトは存在します。

もし本当に何も見せるモノが無いのであれば、
見せるモノ・コトを作ればいいだけです。
 
外出の自粛が続く中、
ネット動画やネット会議の利用が
増えていると思います。

動画を視聴する際に動画の背景を
チェックされている方はおられるでしょうか?
 
IT技術によって動画の背景を自由に
設定できるようですが、
動画配信者の中には、あえて、
自分のプライベートな書斎や仕事場から
配信する方も多くいます。

整理整頓されているよりも、
少し書籍や書類、趣味の道具などで
部屋が程よく乱れていると、
視聴者は、
あ~ここで普段は仕事をしているのか~と
親近感が湧いてきます。

また、背景に取り込んでいる書籍をついネットで
購入なんてこともあるでしょう。

これも、書籍を買わせるための
巧妙な見せる戦略なのかもしれませんね。
 

銀行職員が毎朝、店舗周辺を清掃するのは
よく見かける光景です。

実際、店舗周辺に草が生い茂り、
ゴミが落ちている店舗には
入りにくいため清掃は必要でしょう。

しかし、清掃をするだけなら清掃業者に
依頼をすれば済むことを、
毎朝わざわざ行員が清掃をしているのですから、
それなりの意図があるはずです。

行員と分かる服装で清掃をするその姿は、
裏表がない清廉潔白な銀行の
イメージを発信するために、清掃活動をあえて、
見せる戦略としているのではないでしょうか?

あくまでも想像の域を出ませんが・・・
 
 
何気ないことでも、ひょっとしたら
顧客が見たいことであったりします。

見せても大丈夫だろうか?
トラブルにならないだろうか?
など不安もつきものです。

しかし、顧客から信頼と利益を得るには、
それなりに差し出すものが必要です。

時に見せるには決断と行動をする勇気を伴います。
皆さんは勇気を出して何を見せますか?


最後まで読んでいただき、有難うございました。後藤


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2021年08月26日 12:34

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